独和辞典の比較


ここでは、各出版社から出版されている独和辞典の比較をして、表にまとめてみます。
語学の学習に欠かせない辞典ですが、選ぶ際のポイントはいくつかあります。
辞典を選ぶときには、だいたい
 ・収録語数はいくらか
 ・出版年はいつか
 ・和独機能はついているか
 ・発音がカナ表記されているか
 ・表紙のデザインはモチベーションが得られそうか
といった基準で、自分のレベルや目的に応じて選ぶといいと思います。

収録語数ですが、初心者が旅行や第二外国語で使う程度なら、2万~3万語で十分です。
和独機能もついていると便利ですね。
単語の重要度がわかりやすく、動詞が変化したままの形で引けるので、初心者には新キャンパス独和辞典をおすすめします。
中級者なら4~7万語程度で、和独機能は和独辞典を別に買う必要もあるかもしれません。
和独辞典としては郁文堂和独辞典がおすすめです。

出版年については、より新しい単語や新しい形が載せてあるので、最新のものが良いわけですが、
10年程度では大きな変化はみられないでしょうから、あまり気にする必要はありません。
発音のカナ表記は、IPA(発音記号のことです)が読めるなら必要ありませんが、
読めない人にはだいたいの参考になるので、初心者には特にあった方がいいでしょう。

とはいえ、実はこれらの辞書には大きな違いはありません。
迷ったらデザインで決めてしまってもいいと思います。
好きなデザインでモチベーションが高まるなら、実はこれが一番大事な要素かもしれません。

それから、この比較表には1つだけ上級者用の独和大辞典についても掲載しています。
専門書などを読むときには初級用の辞書では絶対語彙数が足りないでしょうから、
ドイツ語をある程度の年数継続して学習している方には強くおすすめします。

電子辞書については、辞書が発音してくれて、しかも旅行のときには軽くて便利なのでメリットもたくさんあるのですが、
普段の学習用としては紙の辞書が一番だと思ってます。
持ち運びに断然便利なのが、 CASIOのドイツ語モデルです。
独和大辞典も入っているので、数年続けて学習するつもりの方にはオススメです。

初級用としては新キャンパス独和辞典がおすすめです。


独和辞典比較一覧表
名前 価格 出版年 見出し語数 新正書法 和独機能 カタカナ発音 出版社
2012年1月27日時点
アクセス 4305円 2010年 約7万3500語 対応 約1万3500語 三修社
アポロン 4410円 2010年 約5万3000語 対応 約4000語 同学社
新アルファ 3900円 1993年 約4万語 非対応 三修社
エクセル 2940円 2004年 約2万語 対応 郁文堂
新キャンパス 3150円 2011年 2万3000語 対応 郁文堂
クラウン 4410円 2008年 約6万語 対応 三省堂
パスポート 3045円 1999年 約1万5000語 対応 約3000語 白水社
フロイデ 4200円 2003年 約7万5000語 対応 白水社
プログレッシブ 3990円 2004年 約5万3000語 対応 約7000語 小学館
新マイスター 4410円 2006年 約8万語 対応 約8000語 大修館書店
郁文堂 4410円 1993年 約11万語 非対応 郁文堂
独和大辞典 7875円 1999年 約16万語 対応 小学館

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